福岡県 久留米市 甲状腺/バセドウ 迎内科クリニック

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甲状腺について
 
甲状腺の病気は大きく2つに分類する事ができます。甲状腺で産生されるホルモンの増加や低下により起こる病気、そして甲状腺の腫瘍の病気です。


まず、甲状腺ホルモンの増減により起こる病気ですが、甲状腺ホルモンが正常値より高くなる病気の代表はバセドウ病です。これはGraves’病とも言われていますが、自己免疫の異常により甲状腺で過剰にホルモンが産生されます。女性に多い病気ですが男性も発症します。症状は甲状腺腫大、眼球突出、動悸、体重減少、発汗過多、手の震え、生理不順、などがありますが、症状は患者様それぞれに違いがあり、症状を呈さない方もおられます。
診断は、甲状腺超音波検査、血液検査で行いますが、確定の難しい症例ではシンチグラムという、甲状腺への放射性同位元素の取り込みを評価する検査が必要な場合があります。この検査が必要な症例には久留米大学病院をご紹介させて頂きます。診断が確定した後、治療方針を決定しますが、バセドウ病の患者様の治療には3つの方法があります。

1:メルカゾール、プロパジール、ヨウ化カリウム丸などの甲状腺ホルモンの産生を抑え込む内服を行う。
2:甲状腺の細胞を放射線の作用で壊し、甲状腺ホルモンを低下させる。
3:外科的に甲状腺を切除し、甲状腺ホルモンを低下させる。

いずれの方法にも、長所と短所があり、治療法の選択には患者様の希望、血液検査結果と超音波検査の結果を踏まえて行う必要があります。当院で選択できるのは@の方法のみです。AやBの方針となられる患者様には、それぞれの方法が施行できる施設をご紹介させて頂く方針です。

その他の甲状腺ホルモンが上昇する主な病因としては、プランマー病、亜急性甲状腺炎、慢性甲状腺炎の急性増悪、慢性甲状腺炎経過中の無痛性甲状腺炎などがあります。いずれの場合でも甲状腺ホルモンの高い状態に伴う症状の出現があると考えられるため、上記のような症状がある場合、クリニックへの受診が望まれます。

また、バセドウ病に伴って発症する眼球突出はバセドウ眼症と呼ばれ、目の奥にある目を動かす筋肉(眼筋)や眼窩の脂肪組織の炎症により眼窩の容積が増大し、眼球突出をきたす病気です。眼球突出以外にも、眼瞼浮腫、充血、眼痛、複視などを訴えることもあります。左右どちらかだけの症状の場合もあります。ひどい場合は、視神経の圧迫による失明に至る事もあります。病期の正確な診断の為には、眼窩のMRI検査が必要です。当院では、久留米大学病院、新古賀病院、聖マリア病院に紹介させて頂き検査を行います。
症状が強い場合、治療が必要となり、ステロイド剤の点滴により炎症を抑え込む治療を行いますが、基本は入院して行います(約3週間)。この治療に対し効果の見られない症例には、ステロイド剤の投与後に放射線療法を行う事があります。

甲状腺ホルモンが正常値より低くなる病気の代表は、橋本病(慢性甲状腺炎)です。
この病気も女性の方がなりやすい病気ですが、男性も発症します。症状は、ホルモンが高い時とは逆の症状を呈します。体重は増え、脈拍は低下し、むくみを伴います。脱毛も伴う事があります。原因ですが、こちらも自己免疫の異常に伴う病気です。診断は、採血、超音波検査で行います。診断の難しい患者さまには大学病院で更に精密な検査をお願いする事がございますが、多くの方は当院での診断が可能です。治療は甲状腺剤の内服で行います。また、この病気は、経過中に腫瘍の合併が比較的多い事がわかっており、3カ月おきの超音波検査を行う予定です。安定してきますと6か月に一度の経過観察を行っております。必要の際には、超音波検査と同時に注射針を用いて甲状腺の腫瘍の細胞を採取する検査を行う事がございます。


甲状腺腫瘍:

大きく分類して、良性腫瘍と悪性腫瘍に分かれます。鑑別は超音波検査で検査を行いますが、疑わしいものや、超音波検査のみでは十分でない症例に対しては、甲状腺の腫瘍に対して超音波検査を行いながら針を用いて腫瘍の細胞を採取し、病理検査を行います。
また、CT検査やPET検査、採血検査も合わせて行い、すべての所見を総合的に判断させて頂く症例もあります。当院では、CT検査やPET検査は施行できないため、近隣の病院(久留米大学病院、古賀病院21、聖マリア病院)へ紹介させて頂きます。
甲状腺の悪性腫瘍と診断できた症例や、確定ができなかったものの、悪性腫瘍が強く疑われる症例は甲状腺切除術を指示します。紹介先は、久留米大学病院耳鼻科をはじめ、甲状腺専門病院のご紹介をさせて頂きます。
 
 
 
 
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